けもの近況
年度の折り返し地点を過ぎたあたりから慌ただしくなってきました。
特に県内外の相談対応が多く、今年度の内容の確認や進行についてスケジュール確定を進めさせていただいたりしています。
なかなか研究の時間が確保できないのが悩みどころ(苦笑)移動時間を使いながら何とか確保している状態です。
直近では、弊社で対応している山梨県内の豚熱ワクチン散布を行なっていました。
ワクチン散布にあたっては、ただばら撒けばいいわけではなく、生態に知見のある者が関わり、かつ地理情報を踏まえながら散布することが必要です。
GIS分析を用いた場所選定から実施までワンストップで対応できることが強みです。
先日、夜間の定例ドローン調査の際には、ワクチン散布をしている定点をイノシシが利用しているのをしめしめと観察していました。

山梨県では豚熱は落ち着いていますが、今後のアフリカ豚熱も含め注視が必要だと感じています。
また、今年度は県内外で研修事案も多く対応させていただいています。
けもの社中の研修では、通り一遍の教材ではなく、事前に現地調査を入れており、地域に適合しやすい形で技術提供をしています。
弊社では研修はただすることが目的ではなく、研修後に自立的に地域が取り組めるようにすることが目的としています。
事前にデータをお預かりしたり、現地調査をするなどして、研修結果が地域にあう形ですすめています。
実は研修の準備作業で感じていることがあります。
それは「データの取り扱いのもったいなさ」です。
例えば捕獲事業についても、一般的な研修であるような現場での捕獲技術を学ぶだけでは効率が悪いです。
加えて、時間の半分を座学で動物の生態中心というのも、限りある時間ではもったいないものでもあります。
生息している場所(移動ルート)を分析し、その場所で、地域のやり方にあった形で捕獲対策を講じることが重要です。
事前作業でよく拝見するのが、捕獲記録や出没対応記録をただ取り溜めている状態です。
もちろん、都道府県に集計したのを届け終われば見返すことはほぼないかもしれません。
ですが、その価値にもう一度目を当ててみると、たくさんの学びがあり、それが対策効率を上げる基礎にもなってきます。
文書保存の5年間分さえあれば、どこで何が起こっているか、その傾向も掴める上、今後の業務スケジュールの予測もできます。
最近はこのようなデータ分析の相談対応も頻繁に行っています。
もしお住まいの市町村でその手法にご関心があればご相談ください。

