状況把握の大切さ
甲斐けもの社中として、山梨県立農業大学校の鳥獣被害対策の授業を受け持たせていただいております。
毎年、農大内のフィールドを使い、被害の原因から調査方法、対策方法をお伝えしています。
現在、訓練生の方々は今後、ご自身で農地を持たれたり、農業法人等に就職される方もいらっしゃいます。
その時に少しでもお力になれれば、と考えカリキュラムを組んでいます。
その一つにセンサーカメラの使い方があります。
被害が起こって、その理由がわからなければ、対策の際にとても効率が悪いです。
特に、どの動物がきているか、というのは痕跡を見慣れない限りはなかなか判断が付きません。
そこで役に立つのがセンサーカメラです。
授業の中でも、センサーカメラの仕組みや設置方法をお伝えし、農大内で発生する獣害を実践的に自分たちで調べられるようにしております。
早速、ぶどうの被害の場所で証拠を押さえてくださいました。


この場所選定時にも、けもの道や爪痕などの痕跡を考慮して設置していました。
このように農家自身がツールの使い方がわかれば、防除や捕獲にも直結させることができます。
また、この場合ハクビシンですが、捕獲の際のエサ選定にも役立てられます。
状況把握はすべての動物に有効です。
相手が見えないまま無闇矢鱈に対策するのではなく、きちんと把握すれば、対策ができる上に効果検証もついてきます。
是非、被害があった場合はセンサーカメラを活用してみてください。
甲斐けもの社中ではセンサーカメラのレンタルも行っております。
甲斐けもの社中では状況把握のコツのトレーニングも行っております。
ご要望がありましたら、お問い合わせよりご連絡ください。