閑話休題

あ゛あ゛あ゛

(ん・・・大丈夫かな?)
な、なにしてるんですか?

これが「年度魔Ⅱ」のデスボイスってやつです(ぐったり)
やっと令和3年度、完了しました・・・

お疲れ様でした。しかし、なんでそんなに疲れているんですか?
(ごそごそ)
はい、翼を授けよう、どうぞ

ぷはー・・・って、今飲んでどうするの。ほんとに翼が生えて飛んでいいたらどうするの!?
いやー、この分野?業界?あるあるです。なんとかならないものか・・・

と、言いますと?
仕事が集中するんですか?

そうなんですよ。
一般的に市町村が行う鳥獣被害対策のほとんどが国の「鳥獣被害防止総合対策事業」に基づいて実施されていてですね。

市町村で予算組んでやっているわけではないんですね

そっちもあるんですよ。そっちはいわゆる「単費(たんぴ)」と呼ばれています。しかし、定額や一部、国から補助がある「総合対策事業」を、基本的に市町村の担当部署が事務局になっている(※そうでない場合もあります)方をメインで使いますね。

なんでまた、それがどうして年度魔Ⅱのデスシャウトに繋がるのですか?

予算が執行されるまでにプロセスがあるんですよ。
もちろん内示で予定は見えるけど、それはあくまで予定。確定しないのに執行しちゃいけないですからね。そうすると、開始が遅くなる、つまり年度末に皺寄せがくるという寸法ですよ。

ふむふむ。。。
しかし、素人考えですいませんが、被害って冬よりむしろ夏とか秋のイメージですよね。
山梨だったら初夏のさくらんぼや秋のブドウとか。秋から始めてできるんですか?

(号泣)

(しまった・・・疲れ身に高カフェインを与えてしまって情緒不安定にしてしまったか・・・)
ちょ、ちょっと休んでください

いや、ほんとそうなんですよ。
総合対策事業のスタート切るの、昔に比べてだいぶ良くなったんですが、だけどやっぱり農繁期過ぎてからになりやすいんですよ。
一部市町村はそれを見越して単費を確保して年度当初から備えたりするんですが、それはほんとにごく一部なんですよね。
あと、予算要望が夏から秋口ぐらいなので、例えば初任者だと来年の被害対策のイメージができないうちに予算編成しなきゃならないし、被害を減らすための計画指針と全体的なスケジュール感がどうも合いにくいんですよね。

そうなっているんですね。
制度設計上そうであれば、現場で工夫される担当者の苦労たるや・・・
どうすれば良くなりそうですかねぇ。

今できることであれば、やはり複数年のビジョン持った計画立てておくことですかね。それに、予算要望の予定も先に立てておくといいかもしれません。
考え方としてはバックキャスティングですよ。
将来のある地点の理想の状態をゴールとして、通過ポイント(中間成果)を設定して、それに合うように事業計画と予算を決めておく、ことでしょうか。
毎年何しようかで予算決めていると、趣旨があっちこっち行って結局何も残りませんからね。

確かに。
予算に限らず、キャリアパスにも通じますね。
将来どうなりたいか、そのためにどんな勉強して、どんな資格取るか、とか。

そうそう、そんなイメージです。
まずは、現状の課題やこれまでの課題をざっと書き出して、それを分類して、根本課題を見つけるんです。次に、すぐできて予算かからないものから時間かかって予算もかかるもの、4つの象限にわけて考えるんですよ。それで・・・

(あ、長くなりそうだぞ・・・)
お疲れでしょうし、また今度にしましょうか

ですね。
こういう内容は直接お話しした方がいいでしょうし。
ふー、一休みしたら連載も再開させましょか。
あ!

あ?

新年度、あけましておめでとうございます(笑)

おめでとうございます(笑)
本年度もよろしくお願いします(笑)